ナル研!私立はぴるん学園☆NARUTO研究部

同人サークル「私立はぴるん学園」産のスターダスト☆NARUTO研究部のゆむのんです

【NARUTO×BORUTO 忍者tribes攻略】 深淵の実験場ナルト・クシナ編32F解説!あの最強tribeが今回も大活躍!?復讐の雷鳴☆感動のラストも必見!【忍トラ攻略】

 

◇せーの、はぴるん◇

こんにちは。同人サークル「私立はぴるん学園」のゆむのんです。

本日は、忍トライベント「深淵の実験場ナルト・クシナ編32F」の攻略記事となります。

 

敵の構成

烈:オビト・旧大蛇丸・防サスケ

精:技我愛羅・九尾ナルト・ダンゾウ

使用パーティ

1巡目

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2巡目

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3巡目

 

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4巡目(残党狩り)

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1巡目

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1巡目は技我愛羅・オビトを中心に叩きつつ、全体的に相手の耐久値を削っていく編成です。初手暁tribe「青・玉」とメイの必殺忍術で状態異常発生率にバフを掛け、クリナルの全体100%混乱でなるべく敵が3体同じ並びで揃わないよう足止めしながら全体攻撃で削っていきます。初手暁tribeとメイの必殺忍術はクリティカル発生率・クリティカル与ダメージ増加率も上げてくれるので結構削れます。

 

2巡目

 

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2巡目は1巡目で倒しきれなかった技我愛羅・オビトをナルト・ボルトで倒し、雲隠れtribeで九尾ナルトに大ダメージを与えるだけの編成です。

ここでもサソリの忍特性で状態異常発生率が上がるので自来也・旧エーの混乱が気持ち入りやすくなっています。オビトは倒せなくてもいいですが技我愛羅は生きている限りずっとバフを掛け続けるので2巡目までには確実にお亡くなりになってもらいます。

 

3巡目

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3巡目は暁tribe「三・北」発動後、カカシ・蛇サスケを使用したよく見る麻痺ループ編成の亜種です。

カカシを呪印・蛇を少年サスケで代用しておりますが、呪印・少年サスケともにチャクラ増加の忍特性でカカシより火力は多少落ちますがこちらの編成の方が必殺忍術を撃てる回数が多く、麻痺ループを継続させられるので状態異常発生の試行回数の回転率が高く使いやすいと思います。

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オビト→九尾の順に落とします

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3巡目でほぼすべての敵を倒しきることが目標です。(30ターン経過で強制敗北)

4巡目

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4巡目は何も考えず残った防御属性に技属性でトドメを刺して終わりです。ここではイタサスtribeを使いました。

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特に狙ったわけではありませんが、イタチとサスケの思い出シーンに涙が止まらない名tribe「憎悪に燃える復讐の雷鳴」でダンゾウを葬りました。原作にはない組み合わせで宿敵を倒せるのはバンナムキャラゲーのいいところだと思います。―雷鳴とともに散れ

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イタチとサスケの憎悪は大蛇丸のユニークが不発したせいで数回リセマラを繰り返した僕の憎悪でもあります。

2人tribeですがクリティカル177万は爽快ですね。

火力だけでなく追加効果も暁tribeには劣りますがバトル中のクリティカル発生率を36%(!)、与ダメージ増加率を22%、ガード抑制率を36%上げてくれるのでミナト持ってないよ~って方はぜひ育ててみてください

攻略方法

この階層ではいかに九尾ナルト・オビトの必殺技を足止めするかが鍵です。というかむしろそれだけです。他の鍵はありません。削り部隊の1、2軍で倒しやすいようにお膳立てしたらバンバン必殺技を撃ってバンバン麻痺らせましょう。状態異常トライブス。

 

少しでも忍トラ界隈が盛り上がってくれたら嬉しいです。

 



 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

ナル研!私立はぴるん学園☆NARUTO研究部では今後も引き続きNARUTOの考察を続けていきたいと思います。

感想や意見の食い違い・考察してほしい内容などございましたら以下にご連絡をお願いします。

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千鳥と雷切、その系譜・・・!いつから千鳥は雷切と呼ばれるようになったのか?「カカシ秘伝」「イタチ真伝」で明らかになった「千鳥」という術の持つ意味とは?「写輪眼のカカシ」が本当の写輪眼継承者の弟子に授けた千鳥、その真意!

◇せーの、はぴるん◇

こんにちは。同人サークル「私立はぴるん学園」のゆむのんです。

今回は原作だけでは描かれていない、千鳥と雷切の関係性について、アニオリ・カカシ秘伝・イタチ真伝で判明した情報を中心として考察していきます。原作しか読んでいないという方は知らない情報のほうが多いと思いますので何かのお役に立てると思います。

 

上記の順で解説していきます。

 

1.いつから千鳥は雷切と呼ばれるようになったのか?

カカシが使った場合のみ、千鳥が雷切と呼ばれる理由については、アニメオリジナル忍界大戦編「第五百八話脅威、甚八・串丸コンビ!!」内で回想されています。

第二次忍界大戦後、オビトの殉職に伴いミナト班は解散しますが、戦争がそれで終わったわけではなく、彼らの戦いは続いていました。カカシが隊長となる新たに編成されたリン・カカシ・ガイから成る新制カカシ班として木の葉隠れと岩隠れの紛争に駆り出され、戦士として役割を与えられています。このときカカシは自身の写輪眼・および千鳥について相当な熟練度を持ち、各国の精鋭たちにもその名をとどろかせており、また、ガイ・リンについても中忍のベストを装備していたため第二次忍界大戦からある程度時間が経過したと思われます。

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そんな中、ガイが「八門遁甲・第四の門・傷門」を解放して単独で先攻し、敵の陣地の奥深くまで攻めますが、それは敵の誘導による罠であり、陣地に攻め込みすぎたせいで結果として彼らは岩隠れ内地で孤立し、包囲されてしまいます。オビトを失った経験から、「仲間を失わない・危険にさらさない」ことに強く固執しているカカシは仲間を顧みないガイの身勝手な行動に感情の苛立ちを抑えきれなくなり、「単独行動は規律違反だ」とガイを糾弾します。ガイは強く責任を感じてしまい、この窮地を脱すべくカカシ・リンだけはこの場から逃がそうと、傷門で受けた体への負荷が回復しないままカカシの制止に耳を貸さず、自分を囮にするために包囲網へ飛び出して行ってしまいました。

善戦により敵を十分ひきつけ、二人が逃げる時間を稼ぎきったと判断したガイは満身創痍となり、敵に取り囲まれてしまいましたが、ちょうどそのタイミングでリンを安全な場所まで送り届けたカカシが颯爽とガイの救援に駆け付けます。痺れる~。戦場のボーイズライフであれば一人で突っ走ってしまった隊員を追うことはしなかったカカシも、仲間を守ろうと命を張るガイの気持ちを汲み、また、オビトのような悲劇を起こさないためにもガイ・リンそれぞれの命を助ける判断を迅速に下せるように成長していました。

どうして勝手に突っ走った自分を助けに来たのか尋ねるガイに対し、「お前が命令に背いたからさ。」「忍びの世界で命令違反はクズだ。だがな、その命令違反が仲間の命を守るためだったとしたら、それを見抜けないようじゃ隊長失格だ」と答えます。

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オビトの意思を尊重したカカシの成長が見れます。

 

安心したのもつかの間、岩隠れはこの戦争を終わらせるべく広範囲術式を組み、人工的に雷を発生させ、それを木の葉の陣地に落とし、戦況を終結させようとする準備を行っていましたが、ついにそれが起動するタイミングが訪れてしまいました。

皮肉なことではありますが、敵の戦地に深く入り込みすぎてしまったカカシ・ガイがそれゆえにその術式に一番近い位置にいる木の葉の忍でした。

カカシは最後の力を振り絞り、木の葉に降り注ぐまで一刻の猶予もないその雷を破壊し、木の葉の忍全員を救うために千鳥で飛び出します。

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決死の覚悟で彼は見事降り注ぐ前に「雷を切り」、術式を不発にさせ、落胆する岩隠れの忍の残党を安全地帯に運ばれたリンの増援依頼により駆け付けた木の葉の精鋭とともに包囲し、この戦線に終止符を撃ちました。

岩隠れが頼りにしていた広範囲に雷を発生させる術式を、カカシが「雷を切って」不発にしたことはことは岩隠れの上層部を中心とし各国にはその「雷切」という伝説とともに「写輪眼のカカシ」の異名をさらに知らしめ、そして自国には「白い牙の息子」が「木の葉を救った英雄」に昇華した、としてその名をとどろかせることになったと思います。

 

以上がカカシの千鳥が「雷切」と呼ばれるようになった理由です。

 

2.「カカシ秘伝」「イタチ真伝」で明らかになった「千鳥」という術の持つ意味とは?

「カカシの千鳥」について前置きが長くなってしまいましたが、これからは「サスケの千鳥」についての考察をしていきます。

「カカシ秘伝」「イタチ真伝」でカカシ・イタチそれぞれの視点から描かれるサスケの千鳥について、その意味はさらに深く、印象は大きく変わったものとなるでしょう

「カカシ秘伝」「イタチ真伝」でサスケの千鳥が描かれている場面は、1部のイタチ襲撃時(イタチ視点)です。

ナルトを攫いに来たその目的を原作では「自分が生きている」と警告するため、だったとマダラは伝えましたがイタチ視点ではその目的はもう1つありました。

それは「サスケが上手くやれているか確かめる」ためです。

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「カカシ秘伝」で、イタチは暗部として活動するカカシの部隊にカカシ直属の部下として配属され、カカシとともに忍世界の闇を担っていた、と判明します。

イタチとカカシは上司と部下という関係ではなくお互い辛い境遇にあるエリート同士、いわば戦友としての関係だったのではないでしょうか

そんなイタチは当然カカシの①の雷切伝説を知っていたと思います。

そして自来也との対面時、イタチと鬼鮫を追ってきたサスケの放った千鳥を見て、「あれはカカシさんの…」「お前の面倒を見てくれる人間は、ちゃんといたんだな…」と安堵します。

イタチにとっての「サスケの千鳥」は単に成長の証というものではなく、カカシという木の葉を救った英雄とうちは一族のサスケを繋ぎとめてくれているものとなっていたのだと思います。

本当は木の葉に残って英雄としてその名を馳せていてもおかしくなかったイタチが、木の葉の英雄・カカシから千鳥を受け継いだサスケの姿を見て思うことはたくさんあると思いますが、やっぱり一番は「サスケが木の葉に馴染み、上手くやれているか確かめられて嬉しい」だったと思います。

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この発言から分かる通り、イタチは自分が木の葉に生まれたことに誇りを持っています。だからこそ、木の葉の英雄からその英雄のルーツとなった「千鳥」を受け継いでうちはの殺人鬼である自分に対して明確に殺意を向けているサスケの姿はとても華々しく見えていたはずです。木の葉の住民はイタチを逆賊と思っている人間の方が明らかに多いため、理由こそ復讐ではありますが、木の葉に対する脅威・暁の構成員であるイタチは明確に(真実を知らない)木の葉の忍にとっては危険な悪人です。その危険な悪に立ち向かうサスケはうちはの内部事情をよく知らない路傍の一般人から見れば、まさに木の葉にとっての障害を取り除こうと必死に戦っている立派な木の葉の忍で英雄の素養のある人物に見えていると思えます。

嬉しさのあまりもっと強くなるのを期待してサスケをちょっとボコボコにしすぎちゃいましたが、それもサスケのイタチに対する憎しみをさらに募らせ、復讐のための力をつけ、やがてはその力でイタチを圧倒し、うちはの殺人鬼を殺した「本当の英雄」として英雄・カカシのように木の葉の住民全員から尊敬されるという立場にサスケを仕立て上げてあげたかったのでしょう。「カカシの雷切」のように「サスケの千鳥」は木の葉の英雄・うちは一族の生き残りのサスケの代名詞として木の葉の忍に語り継がれる未来をイタチは見ていたと思います。

 

以上が、「サスケの千鳥」の持つ意味とは、里の英雄とサスケを繋ぎとめるものであり、サスケを英雄に導いてくれるはずだった存在だと思った理由です。

 

3.「写輪眼のカカシ」が本当の写輪眼継承者の弟子・サスケに授けた千鳥、その真意

 

 以前紹介した記事

yumunonize.hatenablog.com

 

で、千鳥はサスケに中忍試験で我愛羅やその他の強敵に対抗すべく与えた技、と言いましたが今回ではさらに踏み込んで考察します。※(以下お送りする部分に関しては根拠の少ない上に完全な僕の妄想です!事実と異なるかもしれませんがご容赦ください。)

僕の考える、カカシがサスケに千鳥を託した理由としては2つあり、1つ目はイタチの境遇を知っていたにもかかわらずその惨劇を止められなかったカカシは、イタチを真に理解できなかった自責もあり、やはり②と同じように、今のところ「うちは一族の悲劇の生き残り」としてしか見られていないサスケを自分と同じ「木の葉の英雄」にしてあげたかったからこの術を託したのだと思います。なので口実では中忍試験の我愛羅に対抗するため、と言っていましたが本当はまだ見ぬ脅威である「イタチに対抗するため」、うちはの惨めな生き残りではなく、新たな時代のうちはとして未来を自分の手で切り開いて欲しかったのだと思います。

 2つ目は、コピー忍者としてその名を謳われる「写輪眼のカカシ」の異名を与えてくれた「オビトへの恩返し」だと思います。戦場のボーイズライフ内でミナトに諭されていた通り、千鳥という術はカウンターを見抜く素養がなければ使いこなすことは容易ではない術です。だからオビトに貰った「写輪眼」を本当の写輪眼継承者・うちはサスケに託すことが自分にできる今はもうこの世にいない(と思っている)うちはオビトへの最大限の恩返しだと思ったのではないでしょうか?その根拠として、カカシは任務出発前に毎朝必ずオビトの慰霊碑に手を合わせ、何時間も後悔や自責に時間を忘れてしまうくらいPTSD的傾向に苛まれており、それを遅刻癖、と周りに言い訳しています。ですがサスケに千鳥の修業をつけることになってからも修業時間に遅刻はするのですが、その理由はオビトの墓参りだからではなく、片手崖登りの修業を自らに課し、それがなかなか終わらなくて集合時間に間に合わなくなっています。明らかに心境の変化があります。それは大蛇丸に足がすくんだり、サスケの診療中にサスケを攫いに来たカブトに出し抜かれてしまったという自身の鈍りからくる焦りもあると思いますが、毎朝オビトの慰霊碑に行っていた時間を自分の修業の時間に変えた=止まっていた時間が動き出した、と解釈できます。オビトに頭を下げるだけの懺悔をやめ、これからはオビトにこれまで自分を英雄にしてくれた写輪眼を与えてくれた恩を返す、そのためにまずはオビトと同じうちは一族のサスケに千鳥を託すことにする。その前にまずは、自分を鍛えないといけない。だからこうして毎朝ここに来ることはもう出来ないよ。きっとオビトに送る最後の墓参りの朝、こんな言葉を慰霊碑に向かって語り掛けていたんではないでしょうか。

 

以上が、「写輪眼のカカシ」が本当の写輪眼継承者の弟子・サスケに授けた千鳥、その真意です。

 

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暁・うちはサスケ

written by ゆむのん

 

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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仲間を殺してまで・・・。サスケなりの愛情表現徹底解説!「じゃあな」という台詞、その真実に一同涙が止まらない・・・

◇せーの、はぴるん◇

こんにちは。同人サークル「私立はぴるん学園」のゆむのんです。

今回も前回に引き続き、JC51巻「サスケvsダンゾウ…!」及びJC52巻「それぞれの第七班…」を中心にサスケ視点での考察をしていきたいと思います。

 

今回の考察内容は、「仲間を殺してまで・・・、サスケなりの愛情表現」です。

 

 

 

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51巻ではサスケがかつての仲間だった①香憐、そして②サクラにそれぞれ千鳥鋭槍・ノーマル千鳥で手をかけようとします。

なぜ仲間を「相手にもよく知られている千鳥で」「自分を二度と信用できなくなるまで」殺そうと思ったのか、そこには「沈黙」というイタチから受け継いだサスケなりの愛情表現が読み取れます。

 

①-1.なぜ香憐を千鳥鋭槍で貫いた?

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このシーンでは一見しただけではサスケが冷酷な人間、という印象を持ちがちかもしれません。僕も初めて読んだときは冷酷だ、と思った以上にヒーラー役の香憐をここで見捨てるのは愚策じゃないか?と思っていました。

しかしこの状況をよく整理してみましょう。

1.自身にチャクラを渡し瀕死の香憐が人質になっている

2.サスケは香憐にうずまき一族由来の再生能力・クシナと同じ封印の鎖があることを既に知っている※

3.ダンゾウ本来の左目(シスイの写輪眼)に瞳力が戻りつつあり危険な状態

※(アニオリで大蛇丸と修行をしていた時代にサスケが水月・香憐をあえて窮地に陥れ各々の能力を確認する回があるのでそちらをご確認ください...何話か忘れました)

 

以上3点からもう一度このシーンを見返すと、ダンゾウの左目に産みこまれた秘蔵のシスイの万華鏡写輪眼別天神」やそれを使い捨てにイザナギを使える存在となったダンゾウに人質にされた香憐がいかに危険な状態であるか分かります。

サスケはこの時最悪のパターンとしてダンゾウが何らかの手を使い香憐に幻術をかけ木の葉に平伏させ拷問の末情報を吐かせようとする、または香憐ごと裏四象封印で自爆する手はずを踏んでいるものとして動いていると考えています。そして香憐は千鳥鋭本一発程度喰らっただけでは簡単に回復できる創造再生に近い治癒能力があるのも確認済みです。ならば最優先させる事項はこの場で最も死に近く、それ故にどんな奥の手を使うかわからないダンゾウを真っ先に殺すべきで、その結果(負傷しても安全な場所であれば高精度で自己再生できる)香憐をダンゾウの人質から解放する、これが叶えばひとまずの最悪の事態は避けられるわけです。まして瀕死のダンゾウと香憐では千鳥鋭槍がどちらに対してより致命的なダメージになるのかわからないほどサスケはバカではありません。

人質にとられ危険な状態の香燐を一刻も早くダンゾウから切り離すために放った千鳥鋭槍は香憐を救う為の最善の策だったといえます。もちろん香憐の再生力を信じ、彼女だけは絶対にダンゾウから助けたい、という考えのもとでの行動です。

実際、香憐を助けて裏四象封印を隠し持つダンゾウのみを一秒でも早く殺す技がその状況で他の方法では特に有効となるものがあるかと言われれば特に浮かびません。

忍者が最後の最後に出すとっておきの技の威力については、サスケはイタチ戦でしっかり学んでいるはずです。それを未然に防ぐことが、本当に仲間のことを大切で助けたいと思ったからこその対応です。

なので、千鳥鋭槍で香憐ごとダンゾウを突き刺したことは、最も正確かつ迅速に香憐を助け、ダンゾウから解放する手段だったといえます。

なぜ香憐を千鳥鋭槍で貫いた?ーそれはあの状況において、ダンゾウのみを殺し香憐のみを助けることのできる唯一の突破口だったからです。

また、それが成功したことで香憐は木の葉視点で見ればサスケに捨て駒にされたあげくダンゾウもろとも殺されかけた手駒、すなわち「被害者」という大義名分を得られることができる立場を与えたました。アニオリ651話「あの笑顔をもう一度」から、香憐はもともと壊滅状態にあった渦潮隠れの里のうずまき一族の生き残りとして母親ともども草隠れの捕虜となり、ただ負傷者を回復させるための奴隷として扱われ、そんな扱いで生き続ける苦しみをよく知っている人間だと判明しています。もしサスケの仲間だという立場で木の葉の捕虜になれば、またしてもその能力から回復奴隷として扱われ、犯罪者・サスケの腹心という立場からもそれこそどんな目に合うか分かりません。また、不遇な一族な生き残り、という存在がどれほど辛い目に合うかはうちは一族の生き残りであるサスケ自身よく知っているはずです。だからこそサスケに恐怖でしたがっていただけの単なる弱者の捨て駒、という筋書きが必要だったのです。香憐もダンゾウと同じくサスケの被害者であると木の葉に認識させ、またそれ故に、重要な情報源として丁寧に扱われてほしいということを望んだのでしょう。口先だけ「大切な仲間だ」というのではなく、実際に行動で示す沈黙こそがサスケの優しさだと思います。サスケは大蛇丸との修業時代に香憐・水月の能力を事前に確認していましたが、その時能力だけでなく、その生い立ち・ルーツにまで目を通していたのではないでしょうか。

 

①-2 何に対する「じゃあな」なのか?

これもサスケの優しさからくる「(もう俺の危険な復讐に付き合わなくていいよ、)じゃあな」、という旨の発言です。

「人質になるようでは足手まといだ」からも、ただの足手まといと思ったのではなく、「このレベルの戦いについてこれないような戦力であれば、今後何度も命の危険が迫る」、「だからこそこれ以上俺の道に付き合わせて彼女を危険な目に合わせてはいけない」と思ったからこそ自分に対してわざと不信感を抱かせるような演出で別れを告げたと思います。「じゃあな」と一言で済ませていますがその中には「これ以上俺の都合による復讐に付き合わなくていい」(→共犯者という繋がりを断ち切り、すべての憎しみは自分一人で背負うという覚悟)、「木の葉の里で被害者として丁重に情報源として扱われ、できれば平和に暮らしてほしい」という気持ちが含まれています。香憐が大蛇丸の前と水月の前とで大きく態度を変えていたのを見て、香憐がより強いものになびく賢い性格だというのをサスケは知っていて、木の葉でも猫をかぶりサスケの願い通りに「私はサスケの被害者です、かわいそうな弱者です」としてより香憐自身が安全になるよう振舞ってくれるだろう、と考えたはずです。(実際捕虜になった香憐は演技をし、イビキの部下から泣き落としのような形で同情してもらっています)

仲間の立場をこれ以上悪くしないために、少しでも仲間の罪を軽くさせるために共犯者という繋がりを断ち切る、また、本当に大切だと思うからこそ命に危険が及ぶ戦場から仲間を遠ざける。本当の優しさとはこういうことだと思います。

サスケの誤算は唯一、香憐はただ大蛇丸の死後香憐自身の保全のために自分になびいてきた存在にすぎず、他に安全な選択肢があればそちらに着き、保身のためにサスケを売るだろう、自分とは二度と道が交わることはないだろう、と思っていたところです。サスケの情報を持っている、ということが香憐を危険から守る最高峰の盾になると考えたのでしょう。実際はあの後木の葉を脱走して再びサスケに合流し鷹は再結集しちゃいますけどね...。香憐はサスケが思っている以上に。そしてサスケは香憐の思っている以上にお互いのことを大切な存在だと思っていたということです。香憐にこのときのサスケの気持ちが伝わっていてほしいと思っています。

サスケにとっては繋がりを断ち切るという儀式は単なる裏切りではなく、仲間を危険な目に合わせないために自分の道から遠ざける、という意味を持っていると思います。

この流儀はBORUTO時代になっても貫かれていて、大筒木の調査を危険と知っていながら単独で行うことからも分かります。サスケにとっての優しさとは、仲間を危険にさらさないことがサスケなりの「仲間思い」になっているのです。

 

②なぜサクラもよく知る千鳥でサクラを背後から襲おうとした?

①を読めばなんとなくわかるかと思いますが、サクラはサスケの千鳥がおよそ暗殺向きとは思えない「バチバチバチ...」という轟音とともに相手を手刀で貫く技だと知っています。本来は発動後は即座に相手に接近し、カウンターを受けないまま攻撃する技ですが、瀕死の香憐に「やめろ...」と言われるくらいにゆっくりとした動きでその用途とは全く違う発動をしています。本編ではカカシが助けに来ましたが、見た目の威力だけなら殺意はあるものの、これだけ音が大きければ(カカシがたとえ助けに来なくても)ゆっくりと背後から近づいているその動作の重さもありサクラは自力で回避できるだろう、という前提のもと千鳥を構えています。サクラを殺すつもりなんて全くないというのはもう分かりますね。

前回の記事で紹介したように、ナルト戦同様本当に相手を殺すつもりなら「天照」を使うべきです。

ですがなぜ事前に察知され回避されやすい状態で千鳥を使ったのか、これはサクラを本気で殺す気がなかったのと同時に、サクラに「サスケの殺意は本物だ」という思いを抱かせることです。これこそまさに共犯という提案をしてきたサクラに対して、「相手を大切だと思うからこそ、共犯という道を歩ませたくない、だから相手との関係を断ち切る」というサスケの優しさのよくわかる行動です。余談ですが、このときサクラは本当は油断させてサスケを毒付きクナイで刺すために来たのですが、サクラ自身もシズネから「サスケは大蛇丸との修業で薬物を投与している」と聞いており、毒に耐性のあるサスケには毒付きクナイも無効化される可能性の方が高いと承知の上だったと思います。なぜそんなサスケに殺されてもおかしくないような事をしたのか?本当はサクラもサスケと同じく誰かに自分を殺して(=裁いて)欲しかったんじゃないでしょうか?どんづまりな状況を救うための方法が心からの自殺願望というキャラクターが多く、そこがナルトの共感できる魅力の一つだと思います。一見しただけだとお互いが殺し合っているかのように見えますが、本当はどちらも元から殺すつもりなんて一切ないという裏設定を知ってしまうとそのシーンの意味が大きく違った見方になりますね。

なぜ千鳥で襲おうとした?→サスケの思う、サクラにとってのサスケについて知っている情報は「千鳥がメインウェポン」という、いまだに3年前の里抜けの時から更新されていないものと考え、あえてサクラが自分のメインウェポンと信じる千鳥をわざわざ発動することで、分かりやすく「本当に殺そうとしている」という演出をとったのでしょう。

 それではカカシが助けに来なければどうしていたでしょうか。

これは完全に僕の妄想ですが、サクラに千鳥をかわされた後即座に千鳥を解除し、サクラの背後に今度は気取られない速度で瞬身で回り込み1部と同じくただの手刀で気絶させていたのではないでしょうか

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 流石に「ありがとう…」ではなくここも香憐に言ったのと同じように「(俺の復讐に付き合う必要はないよ、)じゃあな」という台詞で締めると思いますが…。

 

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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「逆だったかもしれねぇ」徹底考察!なぜあえて千鳥vs螺旋丸なのか?技だけでなく利き腕も入れ替わっている理由とは!?サスケが本当にナルトに言ってもらいたかった驚愕の言葉とは?

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◇せーの、はぴるん◇
こんにちは。同人サークル「私立はぴるん学園」のゆむのんです。

今回は、JC52巻(それぞれの第7班...)収録の内容485話「近く…遠く…」について、この画像1枚から読み取れる多くの情報について解説していきたいと思います。

この画像は1枚にNARUTO好きならば何個解釈が生まれてもいいくらいに情報量や溢れてくる感情がとても多い1枚です。

僕はサスケが好きなので主にサスケ視点での考察がメインとなります。

考察内容としては、

・千鳥でナルトに勝つ気があったのか?

・サスケはナルトに本当に「逆だったかもしれねぇ」と言って欲しかったのか?

・ナルトは右利き、サスケは左利きなのに螺旋丸・千鳥が入れ替わった時にそれぞれの利き腕までもが入れ替わっている理由とは?

以上の3件について僕なりの解釈をお話しさせていただきます!

 

①千鳥でナルトに勝つ気があったのか?そもそもなぜあえて千鳥なのか?

まず前提としてこの当時のサスケの状況を整理すると、「イタチの真実を知る」→「鷹を組織する」→「兄さん、まずは一人目だ(手始めにダンゾウを殺害)」(←今ここ)→「木の葉の(イタチの真実を)何も知らないで笑っている連中を全員殺す・木の葉を潰す」

という順序で行動している状況にあります。

もっと詳しく状況を整理すると、ダンゾウ殺害後自分を追跡してきたサクラ・カカシ・そしてそれを探知して追いついてきたナルトと対峙している場面になりますね。

五影会談でエー・我愛羅と戦い、その後追い詰めたダンゾウに継続的にイザナギを使用させるため須佐之で攻撃し続け、残っているチャクラは残りわずか、そんな中カカシとの連戦、更にはナルトをも相手にしなければならないと、随所で香憐の回復があったとはいえセーブポイント無しのボスラッシュをさせられているような難易度です。

さて、問題となるこの画像ですが、ナルトの螺旋丸に対し、サスケは千鳥で応戦します。ここで僕は気にかかる点がありました。それは、事前にサスケはナルトがペインを倒している、そしてそれを根拠としてゼツに「いま戦ったら(ナルトは)君より強いかもね」という情報を与えられていることです。以前(1部イタチ襲撃時)、自分の千鳥の威力はナルトの螺旋丸の威力に及ばなかった苦い経験のあるサスケからしてみれば、真正面から螺旋丸で向かってくるナルトに対し、千鳥千本や千鳥流しならまだしもわざわざ威力負けする可能性のある素の千鳥で対抗することは得策とはいえません。この後に控える木の葉壊滅という目的を達成するためにはここでナルトは始末、とまでは行かなくてもこの場は五体満足で生き延び、致命傷は絶対受けてはならない局面です。ならばここは多少チャクラが空になるという無理を冒してでも接触する危険性のない天照で攻撃するのが勝つための正常な判断だと思います。

また、そもそも千鳥という技はカカシから教わった術で、中忍試験で我愛羅やその他の強敵に対抗するため、という名目で修業をつけてもらい習得した技です(サスケとカカシ・千鳥と雷切の関係性についてはまたの機会に詳しくお話しするつもりです)。当時とは大きく異なってしまった自分の立場で、かつての師であるカカシが見ている前で彼から教わった千鳥を放つっていうのは(イベント展開のご都合主義というのは置いといて)なんだか恰好がつきませんよね。

天照には火力や安全面で劣り、螺旋丸に確実に勝てる可能性が薄い・自分のメンツもたたない、以上の2点から「なぜここであえて千鳥で対抗する選択をしたのか」という疑問が浮かびます。

僕なりの解釈は、「ナルトに負けたかった」からだと思います。

なぜかというと、サスケの目的は時系列順にすると、「自分の家族・一族を殺されたことに対するイタチへの復讐」→「イタチの真実を知る」→「その選択を強いたダンゾウ・および木の葉上層部へと復讐の対象が変化する」と、一貫して自分の家族・一族を辛い目に合わせた原因へ自分の怒りをぶつけることです。それが「何も知らないでヘラヘラ笑っている木の葉の住民も同罪」と、そこまで憎しみの対象が増長するのはちょっと無理があると思うし、実際そこまでサスケも木の葉の住民全員に対して恨んでいたりはしなかったと思います。

それならば、ダンゾウを殺した時点でヒルゼンも亡き今、サスケの目的自体は大意でいえば達成されたのではないでしょうか?

一族のみに関する問題への復讐という点で言えば、それが達成された瞬間の今となっては、今後生きていく理由が見つけられなかったり、そもそも現在の立場となっては生きていても一生その身をテロリストとして追われる存在となってしまいます。

だから今後も生きていく理由としてとりあえず、それ自体が正解ではないと心の中では分かっていつつも「何も知らないでヘラヘラ笑っている木の葉の住民も同罪」と、いわば生きていく理由をつけていたのだと思います。マダラに唆されているかわいそうな僕演出でどこか許される拠り所を作っている、サスケはそんな、どこか僕たちにも共感できる雰囲気があるような人間臭いところのあるキャラクターです(まぁサスケ自身はそんな共感望んでませんけど…)。

 サスケには「復讐という自分のゴールにどこで折り合いをつけるべきなのか」と、考える時間があればよかったのですが、その暇もないまま、「サスケに会えば答がわかる気がする」という理由でサスケに会いに来たナルトと対峙することになってしまいます。

 今後絶対木の葉壊滅を画策するという目的を継続するなら天照で確実にナルトを仕留める策を撃つはず、しかし自分の目的がすでに達成されているとするのならばこれ以上戦う理由がないナルトに対して無抵抗・或いはマダラのいるところまで逃げて自空間忍術で退散する。

目的が達成されているか否かによって強力な行動の選択肢はこの2つのみに絞れると思うのですが、結局どっちつかずの状態で選んだ選択肢が「(ナルトに負ける可能性を含んでいる)千鳥で応戦する」。これが「ナルトに負けたかった」(勝つために撃った千鳥ではなく、あくまで戦いの中でナルトに圧倒されるため)もっと言うと、「ナルトに自分を裁いてほしかった」という根拠です。ナルトに負けたかった理由としては、「ナルトに殺されて今後間違った(闇へ向かう)道を進んでいくであろう自分の人生をここで終わりにして欲しかった」のだと思います。JC72巻でもナルトに倒され死後はカカシに自身の輪廻眼を移植するのを望んでいたことからも、ナルトに(ナルトじゃなくても自分より強い相手なら誰でもいいのでしょうが)殺されてでも自分を止めて欲しい願望があり、それがこの頃から最後まで一貫していますね。

長く考えても分からなかったから答えを求めるナルトと、答えはすでに出ているが考える時間が必要だったサスケ、逆だったかもしれねぇのはお互いの答えに行きつくまでのプロセスだったとも言えますね。

 

②サスケは本当にナルトに「逆だったかもしれねぇ」と言われたかったのか?本当に言われたかった言葉とは?

 ①で説明したとおり、サスケが本心で望んでいるのは「自身の罪をナルトに裁いてもらい、自らに終止符を撃つ」ということです。JC24巻「はじめっから一人きりだったてめーに俺の何がわかるってんだ」と言っていますが、これは「お前なんかに俺の気持ちが分かってたまるか」と他者とのつながりを断ち切ることが己の道と信じていた頃から考えはブレていないといえます。「誰からも理解されないまま自分の理想を果たすか、他の誰かの復讐の対象となった自分が殺される、の二択」に選択肢が増え、それが世界の真理であると疑っていません。

そんな彼は、サスケ同様にイタチの真実を知ったナルトから「お前のやっていることは分かるってばよ」「もしかしたらお前と俺が逆だったかもしれねぇ」、と共感されることを望んでいるでしょうか?僕はそうは思いません。これはサスケ自身がイタチから受け継いだ「一人で背負い込む→自分と同じ苦しみを負うことになる共犯者を増やさない」という、無言の愛情表現からくるものだと思います。(サスケの愛情表現についてはまた別の記事にて考察します)。自分の信じる世界の真理・イタチから受け継いだ愛情表現(今のサスケにとってはイタチが世界のすべてです)と真っ向から相反するナルトに対し、「お前は一体何なんだ!?(なんで俺の気持ちがいまだに何もわかってねぇんだ!?)」「なんで俺にそこまでする!?(そこまでするのになんで俺の言って欲しい言葉を言ってくれない!?)」というセリフが出るのも当然だといえます。

以上から、当時のサスケが本当にナルトに言って欲しかった言葉は(ニュアンスとしては)「おまえのやっていることは一つも共感できないし、ただの犯罪だと思う。なるべくこの世にお前を含めてうちは一族が生きた痕跡が残らないような形でお前を裁き(=殺し)、それで罪を清算してもらう」だと思います。サスケ自身も木の葉の全員を殺すことでうちはの記憶を抹消する、と言っていたので自分の手によるものではなくても、記憶を消すというそれ自体を叶えたいのは本心でしょう。もう自分は後には戻れない、だから引き留めてもらう手段は自分を殺してもらうことしかない、など、極端でいろんな感情がぐちゃまぜになって、狭まった視野で悩みながら動いていた当時のサスケが僕は本当に人間味を感じれて大好きなキャラです。誰かに言われた道を歩むほど子供ではない・しかし自分の罪の責任を背負うほど大人ではない…そんな等身大の葛藤が伝わってきます。その後彼の目的は「イタチの生きざまを受け継ぎ、誰からも理解されないまま罪の責任を背負い、本当の一人の独裁者として新たな忍世界の闇と平和を安定させる」にまで昇華するのですがその視野に至るまでの紆余曲折については追々...。

 

③ナルトは右利き、サスケは左利きなのに螺旋丸・千鳥が入れ替わった時にそれぞれの利き腕までもが入れ替わっている理由

ナルトは利き腕が右腕なので、右腕で螺旋丸

それに対しサスケは左利き(六道仙人から利き腕を出せ、と言われたときに左腕を出していたことで判明)なので、左腕で千鳥

を、それぞれの定番忍術としています。

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しかし、この入れ替わった画像では利き腕(転生者までもが入れ替わっている影響のため?)までもが反転し、サスケが右利き、ナルトが左利きとなっています。

 「逆」という言葉はどこまでを含んだ言葉なのでしょうか?

それを考察する前に、どうしてお互いの効き手が逆なのか。ということを解説します。

利き手、すなわち相手と相対するときに差し出す腕が反対であることが必要な理由とは一体何でしょうか。

それは「握手をするため」「並んだときに手を繋げるようにするため」などいろいろありますが、一番有力なのは「和解の印を結ぶため」です。

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この「和解」はナルトとサスケの和解を表しているように見えるのですが、よく背景を見てみると「マダラ」と「柱間」の石像も手を繋いで(いるように見え)、その上に二人が立っています。もしお互いの効き手が同じだったらこの演出をするには崩れた石造の位置が不自然な配置になってしまいますよね。

色々な理由はあると思いますが、ナルトとサスケの利き腕が逆であるほうが演出上無理がない、とのことで彼らの利き腕は逆なのだと僕は思います。

本題に戻りますが、「逆だったかもしれねぇ」、それはどこまでが逆なのか、についてです。

ナルトは九尾を宿した状態での闇落ち、と読み取れるので、ここでの「逆」という言葉は転生者まで含めての「逆」ではなく、あくまで生い立ちは本編と同じで、育った環境(師匠や境遇)が「逆」だったら、と定義します。

生い立ちや転生者が正常であるのに写輪眼を開眼したインドラの転生者であるサスケの利き腕が右(インドラの能力を継承できない)ということはあり得るのでしょうか?

それはありえないと思います。

だから「逆だったかもしれねぇ」の画像で利き腕までもが逆になっているのは、たとえ境遇が違っていても絶対起こりうることではないと思います。

もしも螺旋丸は右腕・千鳥は左腕でしか発動できない。という条件があるなら話は別になってしまいますが、カカシは主に右腕、自来也は両腕で螺旋丸を発動できるためそのような制約はないものと思います。

以上のことから「逆だったかもしれねぇ」はたとえifの世界だとしても転生・生い立ちが本編通りであるなら絶対にありえることはない現象だと言えます。そのことからこれは公式で明確に否定されている、ナルトの完全なる妄想・夢物語にすぎないものです。

もしも正史としてナルトが闇落ちしてそれを木の葉に留まったサスケが止める展開になったとしても利き腕が入れ替わることはないでしょう。

以上が利き腕が反転した理由は、不完全かつ絶対にありえない妄想ゆえに利き腕がナルトの都合のいいように改竄されているから、です。

 絶対にありえない妄想なのでその内容はサスケとナルトが共闘するような妄想でも別によかったのではないか…(例えばダブルアーツのように手を繋ぎながら戦ったり、とか)と思ってしまいますが、あくまで戦いの中でサスケと分かり合いたいのがナルトらしいですね。

 

 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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